四国社会資本アーカイブス

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戦前の那賀川改修工事(那賀川水系)

No. 徳島56
県名 徳島県
市町村 阿南市
事業化(着工) 昭和4年度
竣工 昭和18年度
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地理院地図
概要 那賀川は昭和4年に国の直轄事業として着手された。この改修工事では、派川岡川分派口(ガマン堰)を締め切って本川と分離し、下流で桑野川の水位低下を図るとともに、那賀川本川は全面的に河積を広げ、旧堤を拡築するほか、引堤や掘削などにより、計画高水流量8,500㎥/sの疎通を図るのが主な内容であった。ガマン堰は本川の洪水流量の約1/3を分派していたので、本川の出水ごとに甚大な被害を繰り返していたが、昭和18年度に締め切られ、岡川沿川は本川の直接の洪水から防護されるようになった。
情報源 建設省四国地方建設局監修「四国地方建設局三十年史」(四国建設弘済会、1988年)、194頁
建設省四国地方建設局徳島工事事務所編「那賀川改修史」(建設省四国地方建設局徳島工事事務所、1981年)、176頁、206-221頁
四国の建設のあゆみ編纂委員会編「四国の建設のあゆみ」(四国建設弘済会、1990年)、320-324頁
建設省四国地方建設局監修「四国地方建設局二十年史」(四国建設弘済会、1978年)、112-113頁
建設省四国地方建設局監修「四国地方建設局十年史」(建設省四国地方建設局、1968年)、78-79頁
情報源の種類 工事史、事業誌、記念誌
キーワード 那賀川改修工事 那賀川 岡川 ガマン堰 引堤
関連情報 計画高水流量とは基本高水流量からダムや調節池などの洪水調節の量を差し引いた川を流れる流量である。
参考画像
原資料PDF 「徳島003 那賀川改修史.pdf」を表示する
「四国001 四国の建設のあゆみ.pdf」を表示する
「四国002 四国地建三十年史.pdf」を表示する
「四国003 四国地建二十年史.pdf」を表示する
「四国004 四国地建十年史.pdf」を表示する

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