四国社会資本アーカイブス

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豊稔池の築造

No. 香川8
県名 香川県
市町村 観音寺市
事業化(着工) 大正15年着工
竣工 昭和5年3月
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地理院地図
概要 大正7年に大関耕地整理組合が設立され、田野々新池築造計画が発議され、農民の新池築造への期待が高まった。大正13年に加地茂治郎組合長は三土忠造農林政務官の助言を受けて、田野々新池工事を県営用排水事業として実施するよう請願し、県議会で決定した。工事は救農土木事業として地元から人夫を調達して組合が行い、築堤材料の石は現地で採掘した。セメントや砂は海岸から牛車で運び、4年の歳月と15万人の労力によって築き上げられ、豊稔池は昭和5年3月に完成した。命名は三土忠造大蔵大臣による。
情報源 讃岐のため池誌編さん委員会編「讃岐のため池誌」(香川県農林水産部土地改良課、2000年)、113-117頁
豊稔池土地改良区・香川用水土地改良区編「豊稔池の築造-豊稔池改修事業竣工記念誌-」(豊稔池土地改良区、2004年)、56-86頁
香川県編「香川県史 第六巻 通史編 近代Ⅱ」(香川県、1988年)、176-179頁
香川県教育委員会編「香川県の近代化遺産」(香川県教育委員会、1995年)、67-70頁
新修大野原町誌編さん委員会編「新修 大野原町誌」(大野原町、2005年)、611-614頁
観音寺のすがた編集委員会編「観音寺のすがた」(観音寺市教育委員会、2007年)、126頁
土木学会中国四国支部編「土木へのいざない」(土木学会中国四国支部、1991年)、106頁
情報源の種類 その他文献等 市町村史、郷土史、土木史
キーワード 大関耕地整理組合 田野々新池 県営事業 地元雇用 豊稔池
関連情報
参考画像
原資料PDF 「香川181 讃岐のため池誌.pdf」を表示する
「香川183 豊稔池の築造.pdf」を表示する
「香川007 香川県史第六巻.pdf」を表示する
「香川011 香川県の近代化遺産.pdf」を表示する
「香川096 新修大野原町誌.pdf」を表示する
「四国022 土木へのいざない.pdf」を表示する

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