四国社会資本アーカイブス

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大谷川砂防堰堤(吉野川水系)

No. 徳島164
県名 徳島県
市町村 美馬市(脇町)
事業化(着工) 明治19年
竣工 明治20年
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地理院地図
概要 デ・レーケの「吉野川検査復命書」に基づき、吉野川流域では当時砂防工事が数多く実施されたと思われるが、文献等が残っていないため不明である。唯一の現存の施設として大谷川の砂防ダムがある。これは明治19年から20年にかけて脇町の大谷川で、高さ約3.8m、延長97mの巨石石積の砂防ダムとして施工された。当時はコンクリートが発明されていないため、現地で調達可能な土と木と石により人力で構築した。河床に粘土を搗固め、下流側は松丸太を並べて基礎とし、表面を野面石で被覆した床固工タイプのダムである。
情報源 土木学会中国四国支部編「土木へのいざない」(土木学会中国四国支部、1991年)、90頁
徳島県教育委員会編「徳島県の近代化遺産」(徳島県教育委員会、2006年)、146頁
情報源の種類 その他文献等
キーワード 大谷川砂防堰堤 吉野川 デ・レーケ堰堤 デ・レーケ 吉野川検査復命書
関連情報
参考画像
原資料PDF 「四国022 土木へのいざない.pdf」を表示する
「徳島006 徳島県の近代化遺産.pdf」を表示する

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