四国社会資本アーカイブス

当サイトは四国で暮らす人々の生活を支える社会資本に関する情報を編纂したものです。

満濃池の配水塔建設

No. 香川3
県名 香川県
市町村 まんのう町
事業化(着工) 大正3年9月着工
竣工 大正3年11月
Google Map
地理院地図
概要 大正2年に満濃池普通水利組合の管理者であった仲多度郡長の乾貢は、旧態依然の取水施設を視察し、前任地愛知県の入鹿池の取水塔方式を提案した。組合内部では旧来の水利慣行が損なわれるとの懸念があったが、従来の水利慣行を存続する条件で配水塔の建設が議決された。工事は大正3年9月に起工し、同年11月に竣工した。配水塔は全高19.7m、円筒形の基底部の径7.3m、上部径4.6mであった。当時はコンクリートやモルタル煉瓦積みが珍しく、取水塔に鉄管を配置し、バルブ操作で配水するなど画期的な設備であった。
情報源 ワーク・アイ編「満濃池史-満濃池土地改良区五十周年記念誌-」(満濃池土地改良区、2001年)、139-141頁
讃岐のため池誌編さん委員会編「讃岐のため池誌」(香川県農林水産部土地改良課、2000年)、104-105頁
満濃町史編集委員会編「満濃町史」(満濃町、1975年)、557-558頁
満濃町誌編さん委員会編「新修 満濃町誌」(満濃町、2005年)、514頁
情報源の種類 その他文献等 市町村史、郷土史、土木史
キーワード 満濃池 乾貢 満濃池水利組合 配水塔 水利慣行
関連情報
参考画像
原資料PDF 「香川181 讃岐のため池誌.pdf」を表示する
「香川084 満濃町史.pdf」を表示する
「香川085 新修満濃町誌.pdf」を表示する

戻る