四国社会資本アーカイブス

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満濃池の第一次嵩上げ

No. 香川2
県名 香川県
市町村 まんのう町
事業化(着工) 明治38年着工
竣工 明治39年1月
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地理院地図
概要 水稲作付面積が増加する中で用水不足が深刻になり、明治27年の大干ばつの後、明治36年、37年にも干天に見舞われた。このため、満濃池普通水利組合が事業主体となって、明治38年に満濃池第一次嵩上げ事業が着工された。この事業は、堤防を3尺(0.91m)嵩上げして、水深を2尺8寸4分(0.86m)増加させ、貯水量83万2,000トンを加えて総貯水量は660万2,000トンとなった。さらに堤防の西端にあった余水吐を堤防東端の護摩壇岩の東側に移設し、地山にトンネルを穿って放水路とした。工事は明治39年1月に完成した。
情報源 ワーク・アイ編「満濃池史-満濃池土地改良区五十周年記念誌-」(満濃池土地改良区、2001年)、137-139頁
讃岐のため池誌編さん委員会編「讃岐のため池誌」(香川県農林水産部土地改良課、2000年)、104頁
香川県教育委員会編「香川県の近代化遺産」(香川県教育委員会、1995年)、71頁
満濃町誌編さん委員会編「新修 満濃町誌」(満濃町、2005年)、513-515頁、530-531頁
情報源の種類 その他文献等 市町村史、郷土史、土木史
キーワード 満濃池 干ばつ 満濃池普通水利組合 第一次嵩上げ 余水吐
関連情報
参考画像
原資料PDF 「香川181 讃岐のため池誌.pdf」を表示する
「香川011 香川県の近代化遺産.pdf」を表示する
「香川085 新修満濃町誌.pdf」を表示する

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