四国社会資本アーカイブス

当サイトは四国で暮らす人々の生活を支える社会資本に関する情報を編纂したものです。

吉野川橋梁(JR高徳線)

No. 徳島7
県名 徳島県
市町村 徳島市
事業化(着工) 昭和7年10月着工
竣工 昭和8年6月
Google Map
地理院地図
概要 吉野川橋梁は、JR高徳線吉成~佐古間の吉野川に架かる橋長949.2mの長さが全国5位の鉄橋である。昭和7年10月に着工し、昭和8年6月に完成した。ニューマチック・ケーソン工法を取り入れ、川底からさらに8mも掘り抜き、基礎コンクリート工事を行った。橋台は重力式コンクリートで、橋脚も重力式とし、水平断面は尖頭形、橋座と鉛直部の取り合わせにハンチを付けている。上部構造は、両端が46.02mの単径間下路式単純ワーレントラス、中央部は長さ214.2mの3径間連続の下路式ワーレントラスが4連、合計14径間のトラス橋である。
情報源 徳島県教育委員会編「徳島県の近代化遺産」(徳島県教育委員会、2006年)、20頁、37頁、99-100頁
徳島橋梁技術者の会編「四国三郎 吉野川の橋」(徳島橋梁技術者の会、1999年)、145頁
鳴門市史編纂委員会編「鳴門市史 下巻」(鳴門市、1988年)、679頁
ふるさと徳島編集委員会編「ふるさと徳島」(徳島市市民生活課、1988年)、126頁
情報源の種類 その他文献等 市町村史、郷土史、土木史
キーワード 吉野川橋梁 高徳線 ニューマチックケーソン工法 ワーレントラス橋
関連情報 ニューマチックケーソン工法とは、函の最下部に気密性の高い作業室を設け、高圧の空気を送り地下水の侵入を防いで掘削を行う工法である。
トラス橋とは桁部分にトラス構造(三角形を基本にして組んだ構造)を使った橋であり、ワーレントラスは斜材の傾斜方向を交互に変えたトラスである。
参考画像
原資料PDF 「徳島006 徳島県の近代化遺産.pdf」を表示する
「徳島101 ふるさと徳島.pdf」を表示する
「徳島054 鳴門市史下巻.pdf」を表示する

戻る